10月から、「GCP」を利用して、Wordpressを運用していました。
利用しても、どうしても「PageSpeedInsights」で表示を見ても、安定しませんでした。
その後、密かに、USリージョンから、東京リージョンに移転もしました。
無料枠を利用してというコンセプトだったのですが、どうしても読み込みが遅く、イライラしたので、移行しました。
その時に、スペックも0.6ギガから1.7ギガに変更したり、したのですが、自分の環境では、あまり変化が見られませんでした。
PageSpeedInsightsでも、安定して、表示がされていませんでした。
時間帯環境によって、スコアが30~70代を行き来していました。
これが「PageSpeedInsights」にはまる状態なのだとわかっていたのですが、やめられませんでした。
このモヤモヤをなくすため、一度、Wordpressの講座でも使用している「Conoha WING」にうつしてみることにしました。
当サイトの名前に「LAB(ラボ)」とついているように、実験として、成功しても、失敗しても、それを結果として、人に伝えられたらと考えているので、
とりあえず挑戦することにしました。
ただ私かなりおっちょこちょいの性格で、石橋を叩いて渡るように準備してきても、最終的に自分の思いつきでぶち壊すということを過去、数十回と繰り返してきたため、不安ではありました。
事前に他者サイトで取得したドメインも試しました。他社サイトのドメイン設定については、
で説明しています。
バックアップもとっていますし、いざという時用のコピーサイトも用意して、いざ挑戦しました。
それなのに、失敗しました。
ドメイン設定については、「https://」でとっていたため、
設定方法にエラーがでて、パニックになりました。
そこで、今回は、「ConoHa WING(コノハウィング)」でかんたん移行を利用する上での設定方法と注意点について解説します。
設定方法
始める前に
まず移行を始める前に注意点があります。
移行元のWordpressのセキュリティ関係のプラグインを「OFF」にすることです。
私の場合は、「Invisible reCaptcha」「SiteGuard WP Plugin」を無効にしました。
これを無効にしないと、最初からエラーがでて始められないので、必ず、セキュリティのプラグインは、無効にしてください。
wwwありなしのGoogle Domainsでの設定
外部でドメインを取得した方は、「WWWありなし設定」が必要です。
サブドメインを利用している人は、だいたい設定されていると思いますが、WWWを利用しないと決めて、設定しなかった人は、設定が必要です。
「@」がなし設定、「www」があり設定になります。
Conoha WINGの管理画面
Conoha WINGにログインして、管理画面から、ドメインを選択して、「+ドメイン」をクリック
細かい説明は、
で説明していますので、ご参考にどうぞ。
問題点は、このアプリケーションをインストールするところです。
「サイト管理」から、ドメインを選択。対象ドメインになっていない場合は、「切り替え」を選択して、「+アプリケーション」でWordpressを追加します。
アプリケーションインストールから、「Wordpress」「かんたん移行」を選択して、
移行元のURL ・wwwありなしを選択、移行元のユーザー名・移行元のパスワードを入力。これは今まで使っていたWordpressのユーザー名・パスワードを入れてくださいという意味です。
データーベースのパスワードを設定します。忘れると、大変なのでしっかり保存してください。
私は、この画面をスクリーンショットしています。
かんたん移行の設定
この設定で、保存をして、移行が開始しました。
最初、0%から30%になり、この時間で、10分くらいだったと思います。
次に30%から60%になったのが、30分くらいでした。
しかし、60%からが長く、たぶん1時間弱だったと思いますが、
このようなエラーがでました。
え? どういうこと?とパニックになりました。
「かんたん移行エラーガイドへ」をクリックしてみると、お問い合わせくださいとしか書いていません。よくわからないので、問い合わせフォームに入力しましたが、当日には、連絡はきませんでした。
急に不安になっているので、コールセンターに電話しましたが、かかる気配がありません。
別サイトですが、仕事で利用している「WADAX」は同じGMO系なのですが、全く対応が違って、電話すると、すぐに出ます。やっぱり「WADAX」は高いだけあって、電話やメール対応はしっかりしているのだなと感じました。
しかし、このままでは終われないので、調べようとすると、
「無料SSLの設定が失敗しました。」の表記が出ました。
「NSレコードをConohaのネームサーバーに」と書かれていたのですが、これを読み間違え、Google Domainsの設定を「ns-a1.conoha.io」に変えてしまいました。
これが私がはまった本当におバカなところです。ネームサーバーをではなく、ネームサーバにですし、NSレコードをと書かれているので、すべて読み間違えていました。
ただこれが正しかったのかは実際わかっていません。
推測するところ、CloudflareからSSLを取得していたため、その設定が有効かされている状態で、設定したので、エラーが出たのではないかと思います。
その後、ネームサーバーの設定を復旧させてから、WordpressのCloudflareを削除して、googledomainsのネームサーバに変更してから、Cloudflareの設定を解除しました。
これも試行錯誤して、2〜3時間かかりました。
httpsが外れるまで、時間がかかりましたが、この状態から、再度、「かんたん移行」に再チャレンジすることにしました。
この時点で始めてから、5〜6時間かかってしまいました。
この作業も夜10時くらいから再スタートでした。
先ほどと同じように、0%から30%になり、30%から60%になり、ここまではスムーズでした。
そして、
100%になったときは、歓喜をあげました。夜11時くらいだったので、心の中ですが。
SSLの設定
次に「SSL」の設定を行います。
これはどうだろう?
確認してみると、設定中になっていました。
無料独自SSLについては、自動で設定中に切り替わっていました。この表示が設定中になっていなければ、「ON」をクリックしてください。
次に、「サイト管理」から、「サイト設定」を選択して、かんたんSSL化の「SSL有効化」をクリック。
Google domainsの設定
次に、Google Domainsに移動して、ネームサーバーの設定をします。
Google Domainsにログインして、「マイドメイン」から、対象ドメインの「管理」を選択。
ネームサーバーの設定を
- ns-a1.conoha.io
- ns-a2.conoha.io
- ns-a3.conoha.io
と入力して、「保存」をクリック。
この設定が、もとのサーバーと、このサーバーに行き渡るのに、2〜3日間かかるそうです。
なので、この状態で、ホームページにログインして、エラーがでていますが、大丈夫です。
数時間経って、まだエラーだった場合は、確認が必要ですが、「かんたん移行」が100%になっていれば、私の場合大丈夫でした。
追加後の計測
移行後、「PageSpeedInsights」で計測しました。
これが長続きしてくれると、助かります。
まとめ
かんたん移行のエラーには、パニックになりました。
人に聞ける環境がないと本当に困ります。もし移行をする場合は、移行代行や、昼間聞ける状況でやった方がミスがなくていいかもしれません。
テストで行ったドメインは簡単に移行できたので、SSLの設定が強かったのではないかと思います。
できれば、SSLを一度解除してから、行ったのほうがいいかもしれませんが、アクセスが多い方は、移行代行をお願いした方が安心かもしれません。
私の場合、「.page」だったため、余計な時間がかかりました。
ドメインを取得する場合は、無難な「com biz net info」などで作った方がいいかもしれません。
今回は、GCPから「ConoHa WING(コノハウィング)」に移行する場合のやり方と、注意点について解説しました。
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